日記

日記のバックナンバーへ

2005年8月

きゅうり

鍋島

朝食の西瓜

ダニエル

金継ぎ

出光美術館

そうめん

山梨県

夕食

どんぶり

きゅうり

 「立原正秋だったらどうなることか!」というのが、夫の口癖・・・。立原氏の器と食へのこだわりに共感と憧れがある夫は、最近、殊にこの言葉を使う。昨日も発していた。
 きゅうりが大好きな夫。一年中きゅうりを食べていたいらしいが、私はきゅうりは夏しか食べない。あんな水がたっぷり含まれた野菜を冬に食べたら身体が冷えてしようがない。気温が真夏日を越える連日、ここぞとばかりに、きゅうりきゅうりと大騒ぎ。特に浅漬けが好みらしく、出かけ間際に、玄関のドアを閉めながら「きゅうりの漬け物作っておいてね。」と、必ず言う。
 二つ返事をする私も、夕食時まで忘れてしまっていることが多々あるのです。そんなときに飛び出す言葉が「立原正秋だったらどうなることか!」。
 しかし・・・。旬を重んじていた立原氏。一年中きゅうりを食べたがる夫に対して、私の方こそ言いたい言葉であります。

鍋島

 松濤に在る戸栗美術館へ、鍋島焼きの展示を鑑賞にでかけました。現代の鍋島は文様の派手さから特別に興味は無いのですが、初期の頃のものを観てみたいと思ったのです。それに、こちらの美術館は個人収集。ブリジストン美術館をはじめ、個人美術館とは相性が良いので足を運んでみました。
 やはり!初期の頃のものには惹かれました。文様がモダンで落ち着いており、素敵。
 こちらの美術館、秋からは古伊万里の展示になるそうで、そちらもたのしみ。

朝食の西瓜

 朝、窓を開けたときの風の涼しさに、今日は幾分過ごしやすいのかしら?と思いますが、それから一時間もすると、今日も暑くなりそうねという会話に変わっています。
 自然な爽やかな風にあたり、身体が錯覚を起こしているのでしょう。
 ぞっとするような気温の日もありますが、ここ数年の気温上昇にともない、今年あたりは身体が順応してきたようです。それなりに暑いと感じる毎夜ですが、クーラーをかけずに熟睡することができます。
 とはいいましても身体は暑さを感じているようで、朝食時の冷えたすいかはご馳走です。目も覚め、頭も冴え、なにしろ身体に水分が行き渡るのを感じます。
 一晩暑さに耐えた身体にとって、すいかはまさにオアシスです。

ダニエル

 銀座のデパートで買い物中、夫が突然、「ダニエル!」と。
 「どなた?」と思ったら洋菓子屋さんの名前でした。期間限定出店中という広告をみてのことですが、洋菓子関係に疎い私は、「・・・」。
 10年ほど前、仕事で神戸に行った折、食べて美味しかったということ。10年前の味覚はあてにならないこともありますが、とりあえず見てみると、華美すぎず果物たっぷりで美味しそう。夫がお気に入りだったというイチジクのタルトをいただくことにしました。カスタードクリームに、サクサクのパイ生地で濃厚かと思いきやあっさりで後味が良い。フルーツの味も感じられて美味しかった。

 

金継ぎ

 器が欠けてしまったので、以前から興味があった金継ぎをしてみることにしました。使い捨て時代の現代、金継ぎをお願いできるところは多くはないというのが残念なことですが、探した結果、東京から遠く離れた石川県の山中温泉でお仕事をされている方にお願いすることにしました。
 今回修理にだした二点はどちらも洋もの。洋のものを金継ぎしても素敵かしら!と思って。

 2ヶ月ほどで出来上がってきました。 

 シダ植物の様な色の器と鈍い金色がとても良く合っています。金継ぎによって、違った雰囲気に生まれかわった器。本来、欠けたものは縁起も良くないですし、使い続けるのはちょっと・・・。それを、金継ぎという手法で元の形に戻しつつ、別の雰囲気を醸しだそうという考え。これは日本独特の美学でしょうね。
 度々お世話になるのは問題ですが、欠けてしまった時のショックが軽減されること間違い無し。

 

 少しずつ買いそろえていた漆器が知らぬ間に増えて、いまでは、食卓に並んだ器が全て漆ということもあるほど。
 漆は扱いにくく、かしこまった雰囲気などと思っている方も多いようですが、私が使っているものは、扱いやすく、マンション暮らしにもぴったりくるモダンなもの。「ちょっと触れてみたら、白い手袋をしたお店の人が飛んできて、さも迷惑そうに指紋を拭き取る。」そんなイメージの漆とは違います。
 使うごとに変化して、素敵な風合いになっていくので、今日はどうかしら?と洗ったあと眺めるのもたのしみ。と言いましても、そんな急激に変化はしません。5年後、10年後をたのしみに、大切に使えるいい素材だと思います。

出光美術館

 一度、実際に観てみたいと思っていた中国磁州窯のやきもの。出光美術館での展示中と知り、期待してでかけました。
 特定の窯ではなく、広域に渡る地域にあった民窯の名称。そのため、ほとんどが日常雑器。作為的なものは好みではないので、そういうところにも惹かれました。
 掻落の技法も興味深かったのですが、色が素晴らしくきれいで、意外に善し悪しが一目瞭然の白や黒は、独特なことが解る。トルコブルーも何とも言えない色。現代みることができるそのような色とはひと味違う気がしました。

 そのあと、散歩しながら恒例の日本橋にあるギャラリーへ。磁州窯も良かったけれど、小林東五氏も凄い。小林東五熱がさらに高まった。

 

そうめん

 夏の風物詩ともいえる「そうめん」。おろし生姜と浅葱のマンネリコンビには飽きたと言う声も多いようですが、そうめんは美味しくゆでれば、香りだけでも充分いただけるものです。
 麺のゆで加減は、冷たくしていただく場合は、熱を持っている状態で少し柔らかめに。冷水でしめることで、丁度良いゆで加減になります。一方、温めていただく麺は、気持ち硬めに仕上げます。温めることで再び熱が入りますから。
 いずれも、堅すぎる麺は塩分が抜け切れていないので塩気を強く感じ、のどごしもよくありません。茹でている時点で透明を帯びた白さが理想。茹で上がりを流水でやさしくもみ洗いし、表面のぬめりと塩気を取り除くことも重要です。

 今日は艶やかな麺に青ゆずをおろしただけ。その名の通り素の麺。急遽作っためんつゆはたっぷりの氷で急冷します。せっかくですから冷房を止めて、自然な風にあたって頂くのが良いでしょう。

山梨県

 山梨県へ出かけたわけではなく、日本橋を散歩途中、何気に立ち寄った山梨観光物産センターのこと。 
 美味しい物産を販売しながら、観光のPRをするというのはすごくわかりやすく、親しみやすい。本日金曜日は、産直の野菜や果物を販売。試食しておいしかったぶどうに、なすとズッキーニを夕食用にいただいて帰りました。
 野菜は浅漬けにしましたがみずみずしく、「緑の滴」という新品種のぶどうは、まるで白ワインを飲んでいるかのような果汁と香りのよさ。まだひとつの果樹園でしか栽培されていないらしいのです。
 今後は入れ替わりで色々な品種のぶどうが並ぶそう。こちら気に入りました。毎週金曜日、通うことになりそうです。

夕食

 昨晩にひきつづき、本日も夫が夕食を作ってくれました。昨晩のお料理がおいしくて絶賛したところ今日も作るとのこと。
 そもそも、私が今使っている鍋類はほぼ全て夫の持ち物。それなのに、いままで私は一度も夫の作った料理を食べたことがなかった・・・。よく考えたら不思議。
 それはさておき、中華好きの夫は白ワインにあう前菜を何品か作ってくれました。本日も美味!
 次回は、絶品だと自画自賛しているチャーシューをお願いします。

どんぶり

 日曜のお昼は夫のリクエストでどんぶり。どんぶりものは、私が余り好きではないので、夕食には滅多に登場しません。ただ夫が好きなようでして、お昼には時々作ります。
 思えばこどもの頃から好きではなく、「今夜はカツ丼」と、カツを揚げている母に、「私はトンカツでお願いします。」と言っていました。
 せっかく、カラッと揚げたトンカツをジトッとさせてしまうということが疑問でした。いまは、昔ほど理解できないわけではありませんが・・・。

 本日は焼き鳥丼。どんぶりなので、普段より少し濃いめに味つけ。山椒粉も忘れずに。ちなみに私はどんぶりは遠慮しまして、炊きたてご飯で梅おにぎり、鶏の塩焼き。そして冷茶。我が道を行かせて頂きました。