日記

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 一日のうちで、「食」と関わる時間は意外に多いもの。
 三度の食事はもちろんですが、午後の空いた時間に「美味しいお菓子があるからお茶でもいただこうかしら」と思ったり。街を歩けば飲食店の多いこと。ウインドウから食べものが目に飛び込んできます。このほかにも無意識に接していることは少なくありません。
 たわいもないことかもしれませんが、私にとっては、「食」についてお話しをする事が、一日を語ることになるみたいです。

2005年1月

元旦

チキンオムライス

七草かゆ

焼き・栗きんとん

ハヤシライス

あずき

饅頭

生真鱈

お粥とおかず

フランス料理

精進料理

カレーライス

 

元旦

 謹賀新年。
 今年はゆっくりお正月を過ごそうと、おせち料理も、おめでたい名前のお酒「義侠・慶」も、準備万端。
 年末からゆっくりできたこともあって、今年もおせち料理は全て手作りしました。ゆで玉子をくちなしの実で黄金色に染めて梅型にかたち作ったり、私にしてはめずらしく可愛らしく懐かしいものもいれました。
 おせち料理は日持ちのことを考えると、どうしても甘くて濃いめの味に仕上げがちです。そのせいか飽きてしまうので、私は普段の味つけよりも少しだけ濃いめ甘めの味つけにしています。
 我が家は元旦と二日だけをおせち料理にしているので、そんなに味を濃くしなくても持つのです。それに日が経つにつれて素材の風味も損なわれてきますから、それくらいが一番美味しく食べられる期限だとも思います。現在はお店も元旦から開いていますしね。ただ、こどもの頃からの習慣で、どうしても元旦にお金を使うことは躊躇してしまいます。もうひとつ躊躇することとしてお正月にお餅を焼くということ。私は静岡出身なのでお雑煮はかつおだしで角餅ですが、お餅は焼かずに軟らかく煮ます。お雑煮のお餅もそうであるように、お正月にはお餅を焼かないという風習があったのです。
 1月15日の「とんど焼き」というお飾りやしめ縄を燃やす行事の時に、その火でお餅を焼いてその年初の焼き餅をいただきました。そのお餅を食べると1年間風邪をひかないという言われがあり、ひとくちは必ず食べていましたが、お餅の上に橙をつけて焼くので、果汁がお餅に移っていて私にとっては美味しいというものではありませんでした。そのあとは決まって磯辺焼きを作って食べていましたが、本当に美味しく食べた記憶があります。
 思いだして磯辺焼きが食べたくなってきました。そして、テレビでラーメン特集を見ている夫はラーメン屋さんに行きたそう。
 でも今日は元旦!焼いたお餅も我慢。お金を使うこともぐっとこらえましょう。たまにはそういうことも必要ですから。

チキンオムライス 

おせち料理であまり脂肪分を摂っていなかったせいか、体重増加も免れておりましたが、やはり、からだは正直なもので中華料理や洋食を欲しているようです。そんな訳で今晩は洋食。夫のリクエストでチキンオムライスです。
 ふだんオムライスはハヤシライスのルウを流用して作ことが多いのでビーフオムライスとなるのですが、急なことなのでチキンオムライスにしました。
 オムライスの中身のチキンライスは、ごはんがねっとりしっとり絡むほどの量のルウが好み。でも味が濃すぎるのは好きではありません。そのため私はチキンライスはトマトピューレをたっぷり使い、好みに塩で味つけ、こしょうは辛味がきつくない白こしょうで調味。私にとって、日本の洋食はやさしい味というイメージなのです。
 具はたまねぎと赤ピーマンで甘味を、ブラウンマッシュルームでコクと香りを、そしてメインの鶏肉は皮なしでさっぱりと。これらの具をよく炒めてからトマトピューレをたっぷり加え、そこにごはんを加えて炒めます。
 チキンライスをくるむ卵は半熟に広げて焼き、ごはんをのせて包むというオーソドックスなオムライスが好み。20代前半は、トロトロオムライスに喜んでいたりもしていましたが・・・。味覚や味の好みは変わるものですね。

 案の定、夫はオムライス2個食べました。チキンライスは多めにたっぷり3人分作っておいてよかった!新年早々、「お腹空いた〜」と騒がれてもね。

七草かゆ

 街中はとっくに通常モードに切り替わっていますが、所々でお飾りを目にしますので、なんとなくお正月気分が続いていました。でももうそんなことも言ってはいられません。1月7日ですから、松の内も明けます。気分を通常モードに戻す為にも今朝は七草がゆを炊きました。
 こどもの頃、「春の七草でなくても、七種の青菜を入れたらいいのよ」と。[七種]って[ななくさ]とも読めますからね。実際、祖母が作ってくれていた七草がゆは人参も入っていました。
 昨今、お店では七草セットというものも売られているので、今年はそれを使ってみることにしました。ドサッと袋詰めされていたものを、七種類並べて、草の名を確認。こどもの頃山で遊んだ時に、よく洋服に絡んでいたような見覚えのある草もあって懐かしい。
 七草を細かく刻み、お米と一口サイズのお餅に昆布ものせて、たっぷりのおいしいお水を注いで炊きました。
 これで通常モード。・・・でも、また連休なんですね。

焼き・栗きんとん

 栗きんとんがまだ残っていたのを思いだし、昨晩火入れ。そして本日のおやつに、グランマルニエを香り付けに加えて卵黄を混ぜ、ラフな栗型に整えてオーブントースタで焼きました。焼きあがりにバターをのせて溶かして。いわゆるスウィートポテトです。
 グランマルニエを加えた途端、洋風に早変わりするのはお見事。考えてみると、お料理でもスパイスを加えた途端、印象がかわったり、垢抜けた味になったりすることがよくあります。ひとつ間違えると逆効果ということにも成りかねないので、素材の持ち味をよく考えてからの行動が必要だと思いますが。
 スパイスなどの香りのものに限らず、砂糖をひとつまみ加えただけで、味の印象が変わることもよくあります。それは、甘くなるということではなく、全体がまろやかになり、なにかひとつの調味料が目立つことなく全体がひとつにまとまるような、そんな感じです。
 大袈裟に思うかもしれませんが、お料理はほんの少しのことで、美味しくなるのです。それは、切り方や、盛りつけ方でも左右されてきます。だから、毎回の食事作りを、下ごしらえから盛りつけまで、真剣にするのが料理上達のひとつだと思います。
 私は、この焼き栗きんとんも含め、毎回、集中して作っています。

ハヤシライス
 夕食前にDVDを観るのがこの冬の休日の過ごし方。陽のあるうちに散歩をし、陽が暮れてきたら家でDVD。この休みも2本見ました。土曜は「コールドマウンテン」、日曜日は「サイダーハウス・ルール」。
 見終わった頃には空腹なので、簡単に出来上がるお料理や、温め直すだけで済む煮込みものを作っておくことが多いのです。
 今日はハヤシライス。
 本当は一晩おいた方が酸味がまろやかになり、味が深まって美味しいのですが、急に食べたくなったので、今朝作りました。
 このハヤシライス、ドミグラスソースやブイヨンを使わずに干し椎茸の出汁とホールトマトの缶詰めで作ります。そして煮込む道具は鉄のフライパン。熱の入り具合や水分の蒸発度が、口径が広くて浅いという理由で最適なので、具を炒めるところから煮込みの最後までこれひとつで作ります。40分ほど煮込むのですが、20分経過でソースの色が深い色になるのです。使うワインによって、色の深みや味も多少なりと変わってきますが、20分で色が深くなることには変わりないのです。
 本日のハヤシライスに使用したワイン、飲用としては好みではなかったのですが、煮込みには向いていた様です。ずっと、飲んで美味しいワインを使うのがいいと思っていたのですが、どうやら葡萄の種類の様(?)来週、葡萄の品種が違うワインで作ってみようかしら。

 

あずき

 1月15日。朝から雨。
 お昼前から雪の予報でしたが、お昼を過ぎても雪には変わらず、ひと安心。とは言いましても冷たい雨が降り続いています。夕方近くになっても止まず、散歩にも行けず仕舞い。こういう日は煮炊きものに限ります。あずきを炊いてお汁粉を作ることにしました。
 あずきのいいところは、一晩浸さなくてもおいしく軟らかく炊きあがるところ。ただし、新豆に限りますが。
 あずきというと、必ず、粒かこしかという話しになりますね。私は、お汁粉に限っては粒。田舎汁粉が好きです。でも、粟餅にあんこがたっぷりかかった粟ぜんざいは、こしあんが好み。結局のところ、美味しくて口にあえば粒でもこしでも!ということです。
 ひとり暮らしをしている頃のこと。
 近所の和菓子屋さんでは粟餅が売られていました。休日にはあずきを炊いて、焼いた粟餅を入れてお汁粉にしたり。春には、実家からよもぎ餅が送られてくるので、炊いたあずきと、きなこをまぶしておやつにしたりして。友人には「ひとり暮らしであずきというのもね〜」と、からかわれたりしていました。
 ひとり暮らしでもケーキを焼くひとがいるように、私はあずきを炊いていたのですが、いま思うと渋い20代ひとり暮らしでした。
 陽も暮れ始めた頃あずきが炊きあがり、いざお餅を焼こうと思ったらお餅が無い。てっきりまだ残っているつもりでいましたのに。そういうわけで白玉だんごを作って入れました。

饅頭

 暦では大寒ですが、思ったほど寒くもなく、快適な日。
 夫が休暇をとったことも有り、昼食はマントウと蒸し物のおかずに決定。昼食後、散歩の予定の為、早速、饅頭作りに取りかかりました。
 が、さて、分量はどうだったかしらと一瞬思いましたが、確かこんな感じ?と適当に、ホントに適当に作ってみました。
 現在は何でもお店で売られていますが、昔は、何でも家庭で作ったもの。粉ものも例外では無く、その家庭独自の味がある。だから、そんなに小難しいものでは無いはずというのが私の見解です。
 材料を混ぜて、こねて、休ませたあと、更にこねてこねて発酵。
 お掃除や洗濯をしている間に、ふっくら倍ほどに膨らみました。今日は陽差しがよく、窓際で上手く発酵がすすみました。形は、特別なことはやめて、適当な大きさに切って。蒸し上がりはふっくらしながらも、ややずっしりした感じに出来上がりました。ふわふわ過ぎるのは好みでは無いので、丁度いいかな。
 おかずには、中途半端に残っていた牛コマ切れ肉に、太切りの切り干し大根を加えて調味して蒸したもの。それから、卵も。ゆで卵ならぬ蒸し卵。これらを蒸したてのマントウに挟んで食べました。

 次のお休みもきっと作る。もう作らないで!と言われるまで作ってしまいそう。いつものパターンに陥りそうです。
 お腹いっぱい!これから日本橋まで散歩して、平山郁夫展に行くのです。

生真鱈

 

 私は、あるひとつの食材とピッタリ相性が合うと、突然、明けても暮れてもその食材ばかりになる傾向があります。
 今がまさにそれでして、マダラに夢中なのです。魚売り場では「北海道産・生真鱈」と書いて売られているモノ。今回は長期に渡ってのかなりの入れ込みようでして、昨年末から続いています。そういえば今月初旬のお料理教室でも真鱈のお料理でした。
 鱈というと「鍋」というイメージなのか、売り場にも「お鍋にどうぞ!」と札がでています。が、我が家では、鍋はシーズンに1〜2回しか作らないということもあって、鱈が頻繁に食卓に登場しているにも関わらず、鍋は一度もしていません。鍋にすると鱈の旨味が汁に流れ出て鱈本来の美味しさは、残っていない様な気がするのです。
 最近気に入った調理法は、シンプルに即席醤油漬け。即席というところがミソなのです。先日すごく美味しくできて、淡泊な鱈とは思えないほど濃厚な旨味。夫は「これは鱈じゃないでしょ。ブリみたい。」というほど。余りに何度も言うので、私も「確かに、鱈にしては・・・。ブリも買ったから間違えて使ったかな?」と冷蔵庫のブリと、入っていた容器の品名を確認してしまったほど。間違いなく真鱈でしたけれど。やはり鱈はあっさりしているイメージなのでしょう。
 今夜も醤油漬けの予定なのですが、前回うっかりして、調味料は目分量で、時間も適当だったのです。調味料の染み具合は記憶にあるので、それを頼りに、今日は分量も時間も正確にだしてみようと思っています。
 この調子だと、鱈のシーズンが終わるまで鱈ブームは続きそうです。

お粥とおかず

 今週は夫が出張の為、ひとりでの夕食が続きます。
 この際、食材の一掃整理をすることにしました。とはいいましても、日頃から生鮮食品の買い置きや、肉や魚の冷凍保存も、よっぽどでない限りしないため、主な標的は乾物。いざというときに役に立つから、色々常備しているのです。地味だけど栄養もありますし、第一おいしいから。凝縮された味が好きなのです。
 そんなわけで今日の夕食は、大根粥、きくらげの卵炒め、切り干しの辛味トウチあえ、高野豆腐とあおさ海苔のカリカリ炒め。
 肉や魚がなくてもなんとかなるもの。大豆製品と卵があるから、肉と魚なしで過ごしてみようかなという気になってきました。一週間だけですしね。それに、日頃きちんと食べているといいますか、食べ過ぎの様でもありますし、このあたりで調整しておこうかしら。
と、いっておきながら明日はフレンチ。

 

フランス料理

 友人の入籍をお祝いして、フランス料理店でお食事。
 「年月の経つのは早いもの」とはこういうことかしら?数えたらなんと3年ぶりの再会でした。
 夜7時の予約だったので、その前に、久しぶりにネイルケアに広尾へ。一方の友人はというと、同じ時間、お仕事の打ち合わせだったそう。
 彼女とは、昔からよく食事に出かけたりしていましたが、その都度、会話に花が咲きすぎて、気づいたらお食事終了なんてこともよくありました。
 そんな私たちもさすがに成長いたしまして、積もる話を半分に抑え、お食事もお酒もじっくり味わいました。 
 シェフおまかせにしたのですが、お魚はエイ、お肉は野生の鳩。鳩のソースは特に美味しかった。

 近頃、たまの外食は、レストランでしか味わえないお料理をいただきたいと思うようになりました。流通事情が整っているこの時代、ある程度良い食材は買うことができます。そういう良い素材をシンプルに調理して食べるということは、家でもできますから。フレンチのように手間がかかっていて、ソースの味が複雑なもの。ただし、創作フレンチではなくて、フレンチの王道といえるようなお料理を食べたいと思うのです。
 やはり、今年はフランスへ行かねば!

 

 

精進料理

 食材の在庫一掃がすすんでおります。今日のお昼は、精進。品数が少なすぎて、小豆がゆは炊いた分をすべて空にしてしまいました。米とあずきを同量で炊いたので、意外にお腹にたまります。
 精進料理といえば、こどもの頃、祖母が作ってくれた濃厚な胡麻豆腐。それから本物の鰻より好きだった鰻もどきは、大和芋で作るもので精進料理ではポピュラーなもの。
 精進料理、なかなか興味深いです。
 小豆がゆ、肉もどきそぼろ、大根おろしをすだちと塩。

 

カレーライス

 一週間の出張を終えた夫が、早朝の便で帰国。
 出がけに、「帰ってきたらカレーが食べたい。」と言っていたので早朝からカレー作り。最近気に入っているカレーペーストは、即席でも美味しいから、こういう時に便利。ほうれん草とチキンのカレーを、自分が食べたいということもあって作りました。
 実は、ほぼ完成の時点で、「じゃがいもや、にんじんが入っていて、固形のカレールウで作った、何の変哲もないカレーにしてね。」と言われていたことを思いだしたのですが、ちょっと手遅れでした。
 じゃがいもが3個とにんじんが1本だけあったので、急遽、蒸してカレーに添えることに。
 もしも、「このカレー、思っていたのと違うよぉ。」などと、あれこれ言われてしまうと、私の食が進まなくなりますので、一足お先に、朝ご飯兼お昼ごはんをいただくことにいたします。
 気を散らすために、目玉焼きものせましょうか。