日記

日記のバックナンバーへ

一日のうちで、「食」と関わる時間は意外に多いもの。
三度の食事はもちろんですが、午後の空いた時間に「美味しいお菓子があるからお茶でもいただこうかしら」と思ったり。街を歩けば飲食店の多いこと。ウインドウから食べものが目に飛び込んできます。このほかにも無意識に接していることは少なくありません。
たわいもないことかもしれませんが、私にとっては、「食」についてお話しをする事が、一日を語ることになるみたいです。

2004年12月

くちなし

パン

蒸し物

イデミスギノ

豚肉のみそ漬け

おだんご

天丼

ドイツワイン

大根1本!

師走の福袋

黒豆

豆腐1丁

長葱と玉葱

ビーフハンバーグ

クリスマス

築地

 

くちなし

 静岡の実家のくちなしの木が今年は殊にたくさんの実をつけたというので、摘んだばかりのものをわけてもらいました。早速ベランダに広げて干すことに。くちなしの実って、すでに乾燥させて、茶色く古ぼけてしまったようなものが売られていますが、もともとはつややかな橙色。輝くような山吹色の色素が含まれているのが納得できる姿なのです。完熟の紅い実ともなると、触れただけで指が山吹色に染まるほど。
 
 くちなしの実の使い道で代表的なのが「きんとん」。これで、さつまいもを着色するから、おせち料理のきんとんは輝かしくおめでたい風に仕上がるのです。
 ほかにも私の家では、おひな祭りの三色のひし餅はよもぎ餅、桜色の餅と、くちなしの黄色のお餅でした。一般的には黄色ではなくて白ですが。くちなしは体に良いと言われていますからこどもの無病息災を願い、くちなしでお餅を染めてくれていたのでしょう。何も知らずに、ただ単純に、わたしの家のお餅はきれいって思っていましたけれど。そういえば、くちなしの実って薬局で売っているんですものね。

パン

 朝食はパン党。食パンや山型パンをトーストしたものに、バターとはちみつが基本。とはいっても、毎日のこととなると同じパンでは飽きてくるものです。
 これはパンにつけるバターやはちみつの問題ではなくて、パンそのものの味に飽きてしまうようです。だからパンの種類だけでなく、パン屋さんも時々替えて買っています。
 
 今朝は粗削りの胚芽が入っていて、焼いたら香ばしくなりそうだったので選んだ山型パン。夫の分だけがこれで、私のは前回買ったお馴染みのパン。
 新顔のパンは予想通りに美味しかったらしく、「おいしいね。今度からこのパンにしようよ!」と、ご機嫌の夫。「ふん、ふん。」と、空返事の私。
 その反応を不思議に思ったらしく、私のパンをのぞきこんで一言。「あ〜!かわいそう。そのパン食べてるんだあ。」って、同情してくれました。・・・私が今朝食べたパンは、「これは気に入った!今度からこのパンにしよう。」と、ついこの間まで夫が言っていたものですから。
 だから、パン屋さんをわざわざ替えているのですよ!

蒸し物

 急に寒くなってきたので、湯気のあがる温かいものがすごく食べたくなります。湯気といえば、蒸し物。ふわ〜っと上がる湯気の姿は本当に温かくてうれしくなります。
 お米を注文し忘れていたので、ご飯を炊かずに済むようなメニューに。もち米で肉団子をくるんで蒸すお料理、もち米蒸しを主役にしました。

 我が家の蒸し器は蒸籠。2人暮らしでは充分な大きさの30cmもの大きさです。これは夫が独身時代に使っていたもので、中華料理の魚を丸ごと蒸すお料理に凝っていたらしく、この大きさなのだそう。私はそのお料理を食べたことはありませんけれどね。
 この蒸籠、頻繁に使うのですごく使い込まれて味のある風貌に。ちょっと貫禄ありすぎ?そろそろもうひとつ新品を購入して、序助に育てようかしらと思う2004年の師走であります。

 

イデミスギノ

 雑誌では何度か目にしている名前。ケーキ好きの間では知らない人はいないであろうお店。聞くところによるとここのケーキは別格らしいのですが、私の洋菓子熱はすっかり冷めているし、たまらなく甘かったりしない?などと半信半疑で、行かずじまいだったのです。
 そんな私にチャンス到来。ケーキ好きの姉にちょっとした借りが出来て、そのお返しは「イデミスギノの焼き菓子」とリクエストされたのです。早速でかけてみると、平日の昼間でタイミングが良かったのかケーキが勢揃い。確かに、どれもおいしそうできれい!とりあえず頼まれていた焼き菓子は購入したのですが、生菓子に釘付けになってしまい、「いかがですか?」のひとことに「いただきます!」と即答。夫の分と、ふたつをテイクアウト。

 その2日後、今度は夫とふたりで散歩がてらに立ち寄り、カフェスペースでエスプレッソと一緒にいただきました。夫は「もうひとつ食べたい」と言いましたが、自分への戒めも兼ねて「太るよ」の一言を。すると、「次回の楽しみにしようね」と私に言いながら、自分自身にも言い聞かせて我慢したようです。
 帰りには季節のフルーツジャムを買って、クリスマスケーキを予約。ああ、待ち遠しい。

 

 

豚肉のみそ漬け

 先日冷蔵庫の整頓をしていたら、「うちの冷蔵庫、お味噌だらけだなー」ということに気づいたのです。というのも夫が味噌好きで、すぐに買ってきてしまうから。
 
 その味噌集団の中に、ほとんど使わない風変わりな白みそを発見。お正月に備えて新しい味噌を買いたいので、大量使いするみそ漬けを作りました。白みそだから牛肉よりも淡泊な豚肉の方が合うでしょう。赤みそだったら牛肉とあわせますけれど。「さて、どの部位にしようかしら。脂が少ないお肉の方が漬かりが早いだろうからもも肉?軟らかい方がいいからカタロース?そういえば、夫がヒレ肉が食べたいと言っていたなー。」と、あれこれ考えた結果、「脂が少なくて、軟らかくて、夫の好み」の三拍子そろった「ヒレ肉」で作ることにしました。一日しか漬けませんでしたが、お肉の水分が適度に抜けていい具合に肉がしまり、食べ頃の様子。問題は塩加減ですが、お味噌そのものが塩辛いものではなかったので間違いなさそう。お味噌を軽くぬぐい薄切りにして、香ばしく焼きました。ちょっとつまんでみると、何とも軟らかくハムの様な食感、味はというとお味噌の塩気がほどよく、白みその麹の風味が肉の甘味を引き立てています。
 
 今日はお酒抜きの食事でしたが、お酒にもよく合いそう。それに冷めても軟らかくて美味しいので、おせち料理の一品に加えようかと検討中。

 

おだんご

 急にみたらし団子が食べたくなったので作ることに。主な材料は上新粉と白玉粉、たれは醤油、みりん、砂糖と、いたってシンプル。
 お団子は茹でるだけの簡単な作り方もありますが、今日は、蒸してから更にすりこ木などでついて粘りをだす、昔ながらの手間をかけた作り方。手間といっても大した手間ではありません。2行程ほど多いのかな?この方がモチッとしますし、お米の甘味もでて美味しいから!
 そしていよいよ、お決まりの3つのお団子を竹串に刺して網焼きにします。このとき、幾つかは、お醤油を塗りながら焼き、ちょっとつまみ食い。幾つかは、予定通りのみたらし団子に。お団子は焼きたてが軟らかくて最高!だから、そのときに食べられる量だけを焼いて「みたらし団子」にします。ちょっと地味なお団子がたれをくぐらせた途端、輝きを増すのには参ります。そして残りのお団子にはごまをまぶしておき、食べる時に油で揚げれば、熱々で軟らかい「胡麻団子」が出来上がり!

 こどもの頃、お団子って結構手間がかかるんだなって思い、「大変だね」って言っていましたが「そうでもないわよ」という大人の返事は、大人になったらわかりました。こういうのも何ですが、本当に「そうでもない」のです。

 

天丼

 一昨日の夜、夫が「あさっての夕食は天丼がいいな」というので、それから二日後の今夜は天丼。なぜ、一日空くかといいますと、夫は昨日徹夜だったのです。リクエストされたときに、「確か明日は徹夜のはず。徹夜明けで天丼って食べたいのかな」と思いましたが、今朝も気が変わってなさそうでしたので、今夜は天丼というわけなのです。
 実は、ちょっと気が重い。というのも、夫はどんぶりには殊にうるさいのです。具とごはんのバランスや、たれの加減とか、他にも色々、どんぶりとはこういうものだと、なぜそこまでというほど良くも悪くも力説するのです。
 
 というわけで、私も気合いを入れてどんぶりを作ることにしました。たねは、きすの天ぷら、芝海老とせりのかき揚げにしました。本当はえび天がよかったのですが、いいえびがなかったのです。普段、だしの素材は単品づかいなのですが、かつおと昆布の一番だしを利かせたたれを作り、天ぷらはたれが絡みやすいようにいつもより少し衣を厚めにしてカラッと揚げました。器にかために炊いたごはんをよそい、天ぷらをたれにくぐらせてのせる。ここまではいいのですが、問題は仕上げにかけるたれの量。気持ち、多いくらいの方がご飯とのバランスがいいようで、微妙なのです。が、今日は大成功!段々どんぶりのことが解ってきましたよ。

きすの天ぷらと芝海老とせりのかき揚げ丼、お麩のお吸い物ゆずの香り、わかめと生姜の酢の物

 

ドイツワイン

 休日の夕暮れ時、大根とやりいかをコトコト煮ていると、夫が突然「ドイツワインを買いに行ってくる」と、近くの酒屋さん「神田和泉屋」に出かけていったのです。
 大根といかの煮物でドイツワインとイメージするとはね〜。

 ドイツワイン購入初心者ということもあり、和泉屋さんのお薦め通りに購入してきたようでした。そのワイナリー、・・ドイツ語ではワイングートと言うらしいのですが、ご夫婦だけでぶどうを栽培し、手作業でワイン醸造を行っているそうです。そして、奥様はワインの女王にも選ばれたほどの美人らしい。ん〜、どんなワインだろう?まず、ワインだけを一口飲むと、う〜、酸っぱい!ちょっと身震いするほど酸っぱいではないですか。
 しかし、そのあと大根をパクリ、ワインをコクリとすると、なんとまあ!さきほどの酸味はいずこへ。しょうゆの香りと混ざり、芳醇なことったら。ワインって不思議と思える一瞬でした。その後も、パクリ、コクリと続き、今宵もあっという間に空瓶なのでした。

大根1本!

 「大根はまるごと1本を切り分けて使った方が、みずみずしくておいしい」と解っていながらも、重いという理由でいつも1/2本ずつ購入していたのです。旬のこの時期はほぼ毎日、何かしらの大根のお料理が食卓に上るので、お買い物に行く度に購入しています。

 今日はふいに「そんなに食べているのならまるごと買おうかしら」という気になったのです。
 まるごとの大根を使う分だけザクリと切るとそのみずみずしいこと。大げさではなく大根の水分がじわじわと溢れ出るではないですか。ここまでとは思っていなかっただけに、今までの「大根お買いもの術」を後悔。そしてさらに千切りにすると、大根を切ったそばからピカピカと輝くのです。
本日の大根料理は「柚子なます」。少し時間をおいて甘酢となじんだものは、漬けたてのものよりもまろやか。酢の酸味がマイルドになるからでしょうが、大根からじわじわっとおいしい甘い水分がでて混ざり合うというこもあってのことでしょう。
 しっとりしながらもシャキシャキとみずみずしさを残した食感の良いなますに、冬の出逢いものの柚子が香りと色を添えて、五感で楽しめる一品です。

師走の福袋

 私は今まで一度も福袋というものを買ったことがありません。といいますか、全く興味が無いのです。気に入らないものだったらどうするんだろうと、福袋で楽しもうという感覚は全くありません。
 ところが、いつも立ち寄るワインショップ「エノテカ」で、福袋の販売を行うというのです。私は「へぇ〜」という感じだったのですが、夫は乗り気。理由は、1等賞に「シャトー・ラトゥール」、「シャトー・マルゴー」があるからです。ワインに詳しくない私も「ラトゥール」「マルゴー」という有名銘柄は解りますから、それを聞いたらちょっと乗り気に。

 初の福袋購入当日、夫は仕事のため私がひとりで行くことに。なんだかそわそわし、時間の余裕を見過ぎて30分も前からお店の前を何往復もしてしまいました。さらに、1袋だけ買うつもりが、3袋も手にとってしまったのです。「重いものイコール高級」という夫の助言をもとに重さを確かめると、1つは間違いなく軽いので却下。でもあと2つはどうも同じような重さ。気のせいかと左右持つ手を変えてみても。・・・結局選べず、欲張って2つ購入してしまいました。
 袋をあけてみると、1等でも2等でも、そして3等でもなかったのですが、なんと!2つが同じ銘柄の赤ワイン。
 道理で選べないわけでした。・・・このワイン、早速晩に開けてみました。自称「4等賞!」のお味で大満足。

黒豆

 朝から黒豆を炊いています。昨日の天気予報で「明日は今日より5度ほど冷えるでしょう」と、耳にしたので、のんびりおうちで過ごすことに決めていたのです。そして、せっかく家にこもるのだから黒豆でも炊こうと、昨晩から浸しておいたのです。

 黒豆といえばおせちの定番ですが、あの美味しさはおせちの時だけではもったいない。私は晩秋に「新豆」がでるとつい食べたくなって買うのですが、今年は暖かい日がつづいたので炊かずじまいでした。我が家はもともと嬉しいことに陽当たりがよく、お天気のいい日は真冬でも暖房が要らないくらい。

 ただ今朝は寒かった!黒豆炊き日和です。
 煮炊き物は空気があたたまりますし、心も温まるにおいです。煮汁の量と火加減の様子を気にしつつ、近頃はまっている「月刊現代」と「群像」を交互に読んでいると、あっという間に時間が過ぎて、気づくと柔らかくふっくらつやつやに炊きあがりました。新豆はすぐ軟らかくなりますから、美味しいのと併せてて嬉しいことです。あら熱をとりながら味を含ませて完成ですが、私は、炊きあがりの熱々、豆の中はまだ豆っぽさが残っているくらいのものも結構好きです。
 そして、のどの良薬とされる豆のエキスいっぱいのシロップも一緒に、ひと足お先にお正月気分を味わいました。

豆腐1丁

 以前の日記でも触れましたが、ジムのマシンでトレーニング終了時に消費カロリーとそれ相応の食べ物がでてくるということ。ドーナッツを食べようと思っていたら「ドーナッツ1個分消費」とでてきて、ドーナッツを断念した話し。そのようなことが、またまたあったのです。

 その日、銀座に用事があり、ジムの帰りに寄る予定。「ついでに銀座木村屋のあんぱんでも買おうかな」と、考えながらウォーキング終了。すると、目の前に「あんぱん1個分消費」の表示が。
 そして今日、夫の体調が良くないので、「夕食は湯豆腐にでもしようかな」と、夕食メニューを考えつつマシンを終了。すると、もうお解りでしょうが、「豆腐1丁分消費」とでたのです。思わず自分の目を疑ってしまいました。3度も思い描いていた食べ物が目の前に表示されるとは・・・。しかも豆腐。豆腐ってHealthy食品の代表的存在なはず。この表示には異議あり!です。
 このマシン、つい最近替わった it's NEW!なのですが、これを作ったヒトはカロリーを気にするヒトの気持ちが全く解っていないといいますか、なんのための表示か解っていないと思うのです。こういう表示は、カロリーを消費して喜ぶということもありますが、「これだけ運動してもこの食べ物食べたら台無しよ」っていう戒めにもすると思うのです。やっぱり豆腐はおかしい。それに3度も私の考えを読まれてしまったのも偶然とはいえ、おかしい。

 夫、体調不良のため、本日は我が家前代未聞の軽い夕食。大根粥(日本風)、鱈と豆腐の昆布だし、梅干し、そば茶。そして冬至ということで柚子3個を入れた柚湯につかりました。
 明日には、夫、復活となりますかな?

 翌日。夫、完全復活ならず。引き続き夕食は軽め。梅粥(日本風)、かじきまぐろとクレソンのしゃぶしゃぶ・大根おろしとかぼす、ほうれん草のごま和え、自家製温泉たまごを美味しい塩で。

長葱と玉葱

 脇役というイメージの長葱と玉葱。でも、これがあって良かったと思う時がしばしばあるのです。特に、ひとりのお昼ご飯づくりの時。ひとりでも美味しい物が食べたい、でもそんなに手間はかけられない。そんなときに意外にも活躍するのが長葱や玉葱だったりするのです。とくにいまの季節は甘味と辛味のバランスがよく美味しいですから、これだけで料理の味を豊かにしてくれます。
 
 ある日のお昼ご飯は、長葱たっぷりのあえうどん。なんとひとりで長葱1本分も食べられてしまいます。豚肉も少し加えましたが、旨味がたっぷりの冬の長葱は豚肉がなくても充分と思えるくらい。かんずりを混ぜながらいただきます。
 またある日のランチは、パンの気分だったのですがサンドイッチにするようなハムもないし、卵もきらしてる。ピンチ!その日、冷蔵庫の中身でパンとの好相性の食材で唯一だったのがチーズ。閃いたのはチーズのオープンサンド。合わせる野菜はこれまた、その日の野菜室で唯一?の野菜、玉葱。バターでちょっぴり焦がし気味に炒めて、パンにたっぷりのせて、チーズをかぶせる。そしてオーブントースターでこんがり焼きました。こちらは粒マスタードをちょっとつけても。チーズメインのはずが、「チーズは塩気を活かして調味料感覚で加えるのがベストね。」と思わせるほど、玉葱の旨味が強い。
 
 この玉葱と長葱、どちらもじっくりと炒めることで旨味が増し、カラメルのような甘く香ばしい香りとなって食欲をそそるのです。主役のうどんやパンを陰ながら引き立てているかと思えば、準主役の豚肉やチーズの存在をも脅かす。まさに名脇役といえるでしょう。

 

ビーフハンバーグ

 「ビーフハンバーグなのに、ぱさついてない!」
これは、私が作ったハンバーグを食べた人、または、私のレシピで作ってくれたひとが発する言葉です。夫も例外ではなく、初めて私の作ったビーフハンバーグを食べたときにはこのコメントでした。私、ビーフハンバーグが好きでして、それ以外は作らないので、何も[ビーフ]と謳わなくてもいいのですが、世の中、牛肉と豚肉の合い挽き肉のハンバーグを作る人が大半らしいですね。そして、ビーフハンバーグはぱさついているというイメージらしいのです。
 和食続きだったせいか、体調が回復してきた兆しか、「今夜はハンバーグが食べたい。もちろんビーフ。」と夫の声。その声を反映して今夜はハンバーグです。ハンバーグは作る過程も楽。楽というのは、[楽しいということ]と[簡単の意味の楽]の両方。
 牛肉は特別な物でなく、市販の牛ひき肉を使用。ただし、色々なお店で買ったもので作っていますが、2度挽きで赤身がいいような気がします。必要な材料を用意して牛肉に加え混ぜていると、みるみるうちにしっとりと粘りがでて、ふわっとするのも愉快。続いてハンバーグの形に整えるところも。形を整える前にハンバーグが割れないようにする空気抜きを以前は両手の間を行き来させてたたく感じにしていましたが、最近は、[まず2等分し、それをボウルの中にたたきつけて空気をぬき、形作る]という一連の流れを、リズムよく行うのが、いかにもおいしいハンバーグができそうで、自己満足している行程です。
 そしていよいよ焼きですが、見るからに肉汁をたっぷり含んでいるであろうふっくらまん丸に焼き上がっていく姿と、必ずそうさせるこのレシピに我ながら満足。味にも満足。
 夫はというと早々と食べ終わり、「満足感のあるハンバーグだよね」と満面の笑み。

どうやら、体調は回復したらしい。

 

クリスマス

1週間後にはきっとほろ酔い気分で神社へお参りしていると思いますが、今日は今日で、世界の平和を祈りMERRY CHRISTMAS!
お昼過ぎに、お買い物。まずは広尾の明治屋へ。
 マリネやサラダ用の野菜を選び、ステーキ用のお肉は事前偵察済みの前沢牛のヒレ肉のつもりが本日は店頭にでておらず、黒毛和牛ヒレ肉。キャビアは小粒が好みなので必然的に予算が浮く。ゼリー寄せが好物の私は、フォアグラのゼリー寄せも予定外に購入。そしてショウウインドウのチーズを物色し、販売員お薦めのウォッシュタイプのチーズを買い物かごへ。
 シャンパンをワインショップエノテカで選んだあと、京橋のイデミスギノに予約しておいたケーキを取りにいき、帰宅。
 肝心のワインは、ワイン通の方に予算だけ言って選んで頂き、すでに購入済みのオー・ブリオンの97!
 レストランでの食事代(仮)を食材費にあてた今年のクリスマスディナー。作るのは私。料理には手をかけず、食材にお金をかけることにしたのです。
・・とはいってもステーキ。ただ焼くだけなんて思ってしまいますが、単純なものほど奥が深いもの。しかも先日、某有名レストランのシェフが、「50歳にして、やっと肉が焼けるようになったよ」という記事を読んだばかり。
 あれやこれやと討論の結果、やはり私が焼くことに。120gのヒレ肉で、ステーキにしては焼きやすいだけあって、好みの焼き具合にできた。ホッ。
 本日のディナー、ワインはワイン通の方に、キャビアとチーズは明治屋さんの専門の方のお薦めを素直に聞いただけあって、満足。

それにしても、カタカナばかりのメニュー。おせち料理を書き出したら、漢字ばかりになるのか。お国柄がでるな〜。

わたくし、ほろ酔い気分の為、撤収は夫!

築地 

 今年最後の日曜日は築地へ。築地へは、数ヶ月に一度行くか行かないか。それも、立ち寄るお店はほぼ決まっています。第一の目的地は決まって昆布、干し椎茸、干し貝柱など、だしの素材を扱っているお店。だから行くときはそれらを切らしたときであり、今日も同じく。
 お店の陳列をぐるっと見渡したあと、定番の干し椎茸と干し貝柱、それから今日の一番の目的のだし用の昆布も購入。私は強すぎない利尻昆布が好み。

 それから、おせち料理用のごまめに目を移すと、隣で同じくごまめを選んでいたご婦人が突然、田作りの作り方を事細かに私にレクチャーして下さいました。
 私、このように買い物中にお料理の仕方を教わることは珍しくありません。
 例えば、お魚売り場でさんまを眺めていると、「塩焼きにしたらいいよ。魚グリルで焼けるから。あっ、塩をふってからね。」とか。
 またある日は、あまりにも塩蔵わかめの一袋が大量だったので呆然と眺めていると、「そのわかめは、塩がついているから洗ってから使うのよ。戻すとものすごく増えるから、少しずつね。」という基本的なことを教わることもしばしば。
 親切に教えて下さるので、笑顔でうなずきながら、たまには相づちをうちながら聞いております。勿論!料理を仕事にしている私、上記のふたつは承知しております。
 なぜか?たぶんこれは、私が昼間から呑気な顔をして買い物をし、売り場のものをのぞき込んでかたまっているからだと思うのですが・・・。かたまっているといいますか、色々と、料理の構想を描いているんですけど、どうやら困っているようにみえるのでしょう。でもその都度思うことは、作り方って人それぞれ違うものだということ。

 今日教えていただいた田作りは、一般的なしょうゆとお砂糖などで甘辛く艶良く仕上げるものと違い、砂糖のみ。白く粉を吹いたように仕上げるというもので、お茶請けによさそうでした。
おせち料理は定番の田作りにして、こちらは、大晦日のテレビのお供にでもしてみましょうか。